朝のカレーライス
- 2009.04.05
- 日記

土曜日の朝。
ゴルフのレッスンを終えて家に帰ると、とっくに9時を過ぎているのに息子のヤツはまだ寝ている。
今晩からヤツはワシントンDCに一週間の修学旅行。
よし、うまいカレーでも作ってやるかと冷蔵庫を開けて、挽き肉やタマネギ、しめじなど適当に引っ張り出してオリーブオイルで炒める。
その一方で、昨日からの食器洗いをやっつける。
二人しかいないのに、一日でそこそこの量になるもんだ。
カレーができあがる頃、ようやく目をこすりながら息子が起きてくる。
「おい、早く顔洗ってこい。カレー食うぞ」
「おっ、朝からカレー。すごいね」
二人の食卓。これも悪くない。
ボクはカレーにウスターソースをかける。なぜか息子はポン酢をかける。互いにそれを見て首をかしげる。
「ねえ、どうしてポン酢って値段がずいぶんちがうの?」
よくいっしょに買い物に行く息子は、マーケットの陳列されたポン酢が、同じくらいの容量で2、3ドルから10ドルを超えるものまでまちまちなのを不思議に思ったらしい。
「例えばこのコップ。ひとつ10ドルとするだろ。もしも1000個まとめて買うとしたら、ひとつのコップが8ドルで売ってくれるかも知れない。ひょっとしたら5ドルで手に入るかも知れない。それと同じで、ポン酢を作るための材料も、大きな工場でいっぺんにたくさん作るために、たくさんの材料をいっぺんに買うとしたら、同じ量を作るための材料の仕入れコストは安くできるよな。
それから、まとめてたくさん作って売るとしたら、一本あたりに乗せるマージンも、少しだけ作って売る場合よりも薄くっていいだろ。」
良い機会と思って、原料コスト、流通コスト、人件費、儲けなどについて、ポン酢を例にとって説明した。
「う〜ん、そうだったんだ。勉強になったぞ。よし、今日の日本語の勉強はこれでおしまい!」
「こら!」
窓の外のレモンの木がやわらかい日差しの中で揺れている。