別人28号
- 2009.09.30
- 日記

昨日、ブログに「近頃マヌケな顔で人様の前で話す機会が増えたけどだいぶ恥ずかしいぞ」と書いたばかりで、今日さっそく起業家の協会の方に講演をさせてもらった。まったくもって恥ずかしい。
それにしても、5人の成功者の話を聴いた後なので、おかげですごく謙虚な気持ちで話すことができた。これから起業する方、起業したもののなかなか離陸できない方と同じ目線、同じ立ち位置で話ができたと思う。
小さな規模だったので、講演が終わってからほとんどの方が並んで挨拶をしてくれた。みなさん、勇気が出たとか元気になったとか面白かったと言っていただけて全力でお伝えした甲斐があった。とりわけ「これまで迷いがあったけど、吹っ切れた」と言ってくれた方がいてうれしかった。
せっかく遠くから期待して足を運んでくれた方たちに喜んで帰ってほしい。
こんなふうに外で話をする機会が多いから、まわりは信じてくれないけど、ボクは人前で話すことが得意ではない。
なんせボクは講演の機会をいただくと、来てくれた人全員に満足してもらわなくてはと気負いまくってしまう。
その結果、命が縮むんじゃないかと思うくらい毎回極度の緊張に悩まされていた。講演が近づくとだんだん気持ちが重くなり、会場から逃げ出したくなったり、呼吸がうまくできなくなって気絶しそうになることもしょっちゅうだった。
そこで最近意を決して、親しい臨床心理ドクターに相談したら、
「そんなの無理ですよ、込山さん。ひとりでも喜んで帰せたら良いじゃないですか。全員、とか気負わず、1人でも多く、で良いのです」
と答えてくれて気が楽になった。
ドクターのアドバイスをもう少し詳しく書くとこうだ。
強い自分(仮に青)と弱い自分(仮に黄色)があって、ボクは、人に弱さや弱みを見せたくない性質が人一倍強くて(これはあるトラウマから来るもので話せば長い物語なので省略)、黄色の部分をカーテンの奥に隠そうとしてきた。
しかし青を前面に出そうとし過ぎると、反作用で黄色、すなわち不安や弱さが増大してしまう。
とくに初めての人を相手に講演やスピーチをする時には、自分の器や価値が見透かされるのが怖くて、ことさら青を前面に出そうとして、結果黄色が増大してしまい緊張しまくっていた。
(要は、自分を大きく見せたい、よく思われたい、そんな自我や見栄が邪魔していたのですね。この時気づいたのが、もう背伸びしたり見栄をはる必要なんてどこにもない。オレは素のまま、ありのままで良いではないか、ってこと)
青と黄色を分ける必要はない。両方とも自分で、それが混ざりあった段差のある緑で良いのだ。黄色(気の弱さ、自身のなさ)は、言い換えたら繊細さであり、ユニークさであり、人間らしさの表れと理解したら良い。
またカリスマは、強さと判断力と知性も備えているけど、決してすべてにおいて「完璧」ではなく、「弱さ」「繊細さ」「人情味」など、一見頼りなく、まわりが心配する性質も併せ持っているもの。青を見せようとしなくていい。黄色の強い緑を見せたら良い。
もうカーテンの奥も手前もなく、どこで切っても金太郎飴(自分)、色の濃淡がちがうだけ。それを強くイメージすると良い。
そして、開き直るのではなく、「どうなってもいいや」という気持ちを持てることが大切。不安になる自分を心配することが不安を増幅させ、苦痛にしている。
こんな内容のセラピーを毎月1回のペースで4回受けた。
おかげで、これまでの講演前の緊張レベルが10、講演中のレベルが10とすると、現在では講演前が2〜5、講演中は1〜3くらいに改善した。
これからも「あれ」っと思ったら、早めに看てもらおうと思う。
心理カウンセラーのドアを叩くのは躊躇する人が多いだろう。
「精神病ととられないか」そんな心配が先に立つだろう。
「クリニックに通う=キチガイ」では決してない。
長い人生の中で、風邪をひいたりケガをするように、心が病いになることだってある。ボクのようなケースだってあるだろう。
そんな時はプロにチカラを借りるに限る。
法律は弁護士、税務は会計士、焼肉は専門店、みんな決めてるように、心のことも早いとこプロに相談するのが1番だ。
ところで何で今、って話もすると、
ボクは今年(創業20年)を事業の本当の意味のスタートラインと捉えている。これまでが助走。これからはジャンプ。
ある日、新たに100人の会社、300人の会社を任されることがあるかも知れない。
500人、1000人の前で自社のプレゼンテーションの機会をもらえるかも知れない。
そんなチャンスに「ボク、人前で話すの苦手」なんて言ってたら便所に流されてしまう。
その時に備えて、大勢の前で伝える力を磨くことは絶対条件なのだ。
このことと、ゲストとお祝いの日以外晩酌をやめたこと、食生活をダイナミックに改善したこと、夜寝る前の時間をほろ酔いモードから学習時間に充てたこともすべて次のステージに堪える精神とボディに改造するためだ。
この勢いで別人28号になるのだ。