司会ならおまかせ
- 2008.02.29
- 日記

以前にブログで書いたけど、ビバリーヒルズに住むO夫妻が、日米の様々な分野で活躍する若者のために毎年主宰する「ヤングエリートパーティ」(自分は該当しないので活字にすると恥ずかしい)の司会を仰(おお)せつかった。
この集まりはすべてO夫妻のスポンサーで、これまでロサンゼルスの夜景が一望できるO夫妻の邸宅や、大型クルーズ、ヨットクラブ、高層ビルのペントハウスなど、毎回会場も趣向を変えて、ネットワーキングだけでなく、われわれ参加者の「社交」の世界を大いに広げてくれた。
Oさんは一代で大会社を築き上げ、60半ばでリタイアしてからは、ビバリーヒルズと東京を拠点に、毎月のように夫婦で世界中を旅したり、ゴルフをして悠々自適のシニアライフを送っている。
そんなOさん夫妻とは、プライベートバンクの紹介で知り合って以来、狭い世界しか知らない山猿のようなボクを、息子のようにかわいがり、応援してくれている。
ある時は「大きな商談をまとめたり、大切な方をもてなすための応接間にお使いになると良いでしょう」と、日本でたぶん一番国際的で格式の高いプライベートクラブに推薦入会してくれた。
また日本の財界人で構成される勉強会にもデビューさせてくれた。
例えば、新橋のお座敷やリビエラカントリークラブで、経営や人生を教えてくれることもある。酒を好むが、決して乱れずきれいな酒を飲む。
言ってみたらボクのメンターのような存在のひとりで、Oさんからは何を頼まれても二つ返事で受けることに決めている。
それにしてもの英語の司会。どうしたもんか。
以前に気軽に受けて、なんの準備もしなくって火だるまになったことがあるもんなあ。そもそも人前は大の苦手だし。
進行表に沿って、司会のセリフをまずは日本語で書いて、「洗練された英語で頼む」と編集長の川嶋くんに丸投げしてカッコいい原稿をこしらえてもらった。
棒読みではマズいので、今回は映画の授賞式の司会者をイメージして、
「さぁ、ここで日米協会専務理事のRさんから乾杯の音頭とあいさつをいただきましょう」
「みなさんお待たせしました。いよいよお楽しみのA教授のレクチャーの時間です。今晩は先生から、国際社会における日本の在り方についてお話いただきます。盛大な拍手をもってお迎えください」
てなことを、少し眉間にシワを寄せて、片方の口を持ち上げてしゃべったり、大袈裟に頷きながら語る練習を車の中でしていたら、隣のドライバーと目が合ってギョッとされた。司会者風に決めの表情で見つめられると困るよなあ。
はてさて。本番のパーティは無事成功。
川嶋くんの原稿とトレーニングの甲斐あって、お世辞半分、O夫妻からもアメリカ人の参加者からも「さすが司会慣れしているね」と褒めてもらえてちょっと気を良くしている。