JALの就任会見から学んだこと
- 2010.02.22
- 日記

2月21日の朝。
今朝はまたまた冬の朝に逆戻り。
バイクのトレーニングで半袖のウェアのまま坂を下ると上半身が氷結するかと思うくらい寒かった。
深呼吸すると冷たい空気が肺に入っていくのを感じる。こんな朝もまた清々しい。
息子をサッカーに送って、練習が終わる正午まで誰もいない静かなオフィスで、資料や数字に目を通している。部屋から見える木々は風に揺れているけど、音は聴こえてこない。
玄関ホールのすぐ脇にあるボクの部屋は、全面ガラス張りでちょうど上野動物園のパンダみたいな感じだ。
初めての来客の方には、指を指したりカメラを向ける人こそいないけど、珍しい動物を見つけたように喜ぶ方、「見ちゃいけない」と表情を硬くする方がいる。
穏やかな笑顔で会釈をするよう心がけているけど、クスッと笑ってしまうこともある。
昨夜はボクの学ぶ盛和塾の自主勉強会で「日本航空の経営再建を託された稲盛和夫さんの就任会見から何を学ぶべきか」について話し合った。
ボク個人で言うと、
現在ライトハウスは、ロサンゼルス、サンディエゴ、ハワイ、京都の4つの拠点で事業を運営している。これからの5年10年で、それぞれをいっそう強化しながら、さらにその数を増やしていこうと構想している。
そんな中で、いかに物理的に離れた地域のメンバーと、
心を重ね、
視界を共有し、
ベクトルをひとつに同じ方向に向かっていけるか、
同じ温度で戦っていけるか、そのことをいつも考えている。
その答えを、稲盛さんは就任あいさつの中で指し示してくれた。
以下、引用。
「企業のもっとも大切な財産とは、そこに集う社員や、さらに言えばその社員の心だと思うからです。
社員の方々が心から再建を望み、心から協力するならば、その企業は発展し続けることができると私は固く信じています。
そのように考えているので、今後はできるだけ現場を回って、1人1人の社員と対面し、ひざを接し、彼らが何を思い、何を感じ、何を考えているのかを直接聞き、また私の思いもお伝えし、彼らが「さらにJALグループで働きたい」「再建に協力したい」と思うような企業風土を作っていきたいと考えています。
以上、引用。
そうなんだ。
社員と心を通わせるのに、気持ちを重ねるのに、近道なんてないのだ。
78歳の稲盛さんが老体に鞭打って「できる限り現場を回って」世界中で6万人もいる大組織の1人1人と会って、耳を傾け思いを伝えようとされている。6万人の社員とその家族を救いたいと心から願っている。そこに一切の私利私欲がない。
ボクはと言えば、すぐに自分の欲や都合や横着が思考に乱入しそうになる。わずか30人そこらの小さな所帯でコミュニケーションが足りないなんて、何を甘えてるんだと恥ずかしくなった。
もう50人になろうが100人になろうが、はたまた5拠点になっても10拠点になっても、現場に足を運び、ひざを接して、耳を傾け、思いを伝え続けなくては、もっともっと社員を愛さなくてはと耳を熱くして反省した。
ボクはこんなにも恵まれた仕事や社員、お客さんやベンダーさん、健康(体力)とバイタリティ、そして僅かだけど才能だって与えてもらっているのだから、死ぬ瞬間まで頑張り続けなくっちゃならない。甘い甘い。