A教官の愛情
- 2012.10.11
- 日記

息子と向かい合わせに焼うどんを食い、肩を並べて食器を洗う。
原価は安い?けど、えらく贅沢な時間を味わった。
こいつも来年の今頃は家を出てる。
古い話だけど、僕が卒業した商船学校は、卒業の前に(当時の)運輸省航海訓練所の船で1年間国内外の航海実習をさせてもらえる。
ある晩、実習生であった僕らは、船内の大教室で20人くらいの大宴会をやった。
酔うための酒は時間を必要としない。
同時に、空き瓶やツマミの袋が散乱する教室。
「みんな!明日、朝イチで集まって掃除しようや!」
声が大きかった僕に仲間たちも賛同してくれて、みなその場を後にして眠りについた。
数時間後。
「込山、エライことや! A教官がカンカンに怒って教室で待ってるで」
酒が抜けない空気アタマで昨夜の宴があった教室に行くと、A教官が激怒していた。
うんざりする僕。
と、、、僕の名前を呼ばれるや、首が歪むくらいの勢いで張り倒された。
その瞬間は運が悪いと思った。
昔から何でオレばっかりこうなんだろう。
叱る方が辛いこと、叱る意味自体を気づくまでには、その後まだまだ時間を要した。
なかなか俯瞰して見られる境地になれないもんだ。