土曜日の朝の空港。 これからシンガポールでアジアの仲間と集結して、手にマメができるくらいゴルフして、明日の深夜にロサンゼルスに帰る。 今回はベトナムで事業を組み立てる一方で、複数のメディアで「営業」についてレクチャーをさせてもらった。 どこの会社でも若いメンバーが熱心にメモを取り、真剣な質問が飛び交った。みんなど真剣。 そして、ほぼ全員から、心のこもった丁寧なお礼のメールをいただいた。 そんな中で、ある男の子から来たメール。 「今まで、営業の仕事って?広告営業って?と、 ハウツー本など読みあさってましたが、昨日の勉強会が一番 『納得』できる講義だったなと思います。 ふむふむ。がいっぱいで、反省 […]
金曜日の午後。ベトナムでの最後のミーティングを終えた。 上海、バンコク、ホーチミン、 歯磨き粉がぺちゃんこになったような達成感。心地良い疲労感。 写真は、英字の旅行誌ナンバーワン「CITY Pass」のフランス人オーナーのパトリックと、日本語情報誌の横綱「スケッチ」の社長の中安さん。 地元の強い支持と信頼を集める彼らと、 元ライトハウスのメンバーのハンくんと上村くん、 その仲間のMr.IT元尾さんで作るコミュニティーサイト「POSTE」、 頼もしい仲間たちとの連合軍で、来春を目標にベトナムでも事業をスタートする。 毎日、彼らと耳から煙が出るくらい知恵をしぼり、 額の汗を拭いながら人と会い、新し […]
微笑みの国タイの入国審査官は微笑んで言った。 「あんたビザは?」 「持ってない」 「じゃあ、1ヶ月のビザをとりなさい」 「えぇっ、1日しか滞在しないのに?」 「じゃあ、いいや。ガチャン(スタンプの音)」 「???」 「1日だけど、1ヶ月あげる(微笑む)」 「(最初からくれよ)」 空港のタクシーでは、 「ホテルまでは1600バーツです」 「えぇっ、あっちの客引きは1100バーツで行けるっていったよ」 「じゃあ、いいよ、1100バーツで」 爆笑の国タイなのだ。 ホテルには、バンコクではナンバーワンの情報誌「ワイズ」の親分の西岡さんが迎えに来てくれた。 「ひとまずビール?」 「ダメダメ、先仕事の話を […]
12月1日日曜日の朝。バンコクに向かう機内で書いている。 昨夜は午後10時半にはベッドに入って2時間で目が覚めた。 ぼうっとした頭で意味のわからないテレビを眺めたり、照明を点けたり消したりしているうちに朝5時半のモーニングコールの電話が響いた。 時差ボケ炸裂。 上海では、中国の主要都市で「ジャピオン」や「Whenever」など、8つの日本語メディアを発行する経営者の片岡さんにフルアテンドでお世話になった。 おかげで、たくさんの情報収集ができたうえに、ビジネスも良い感触を得ることができた。 また、ランチに、ディナーに、同社の経営幹部や幹部候補生、現地で頑張る経営者の方とも交流できて、実に中身の濃 […]
上海で目覚める土曜日の朝。 (12月1日午前11時) 誰もいないホテル最上階のラウンジでエスプレッソを飲み飲みAirMacに向かう。 窓から広がる鉛色の空とくすんだ色の街並み。見てるだけで寒々しい。もうすっかり冬なんだ。 今回は東南アジア中心の出張だったもんで、冬の上海にまったく備えてなかった。 みんなコートやダウンにマフラーに身を縮める中、ひとりサマージャケットの夏男。 浮き過ぎ、寒過ぎ(涙) わずか一週間。カリブ海はTシャツに短パン、小雨が煙るシリコンバレーでダウンやコートの冬の装い、ロサンゼルスは長袖のTシャツに薄手ジャケット、インチョンはすでに肌寒くて、上海はみな防寒着。 あぁ、明日は […]
11月27日。新しく抜擢した営業の責任者に、僕の考える営業のコツのようなものを伝授した。世の中一般向けではないかも知れない我流だけど、「強く思うこと」が何よりも大切だと思う。 「営業も仕事もコツがあってね、絶対に無理と思える商談も、相手の方がうんと頷いて、互いに喜んで握手しているシーンを浮かべて、 必ずそこに辿り着けると仮説(いや、確信)して、そうなるにはどうしたら実現できてるだろうと「逆算でイメージを膨らませる」んだ。 この提案だと相手は首を横に振るけど、もう一つのちがう切り口(これをいくつも用意する)で提案したら興味を示して、さらにこれを足したら笑顔になって、辺りに花が咲いて握手する、みた […]
連休明け。 出社したデスクには、竹部くんと青木くんの立ち合いで、サンクスギビングの明け方4時に刷り上がった「LINDBERGH(リンドバーグ)」が置かれていた。 「LINDBERGH(リンドバーグ)」は、日本航空が12月2日から就航するアジア初のサンディエゴ直行便全席に設置される“サンディエゴを満喫する現地発情報マガジン”。 サンディエゴを訪れる、ひとりでも多くの方に(もっともっと)サンディエゴを知っていただきたい、大好きになってほしい、日本中をサンディエゴファンでいっぱいにしたい、スタッフのそんな思いを込めて作っています。 サンディエゴ線はもちろん、日本航空のラウンジ […]
連休の締め括りは、営業のリーダーの廣田さんと、管理部門のリーダーで僕の秘書の間瀬さんと、レドンドビーチの「クレープ・デ・ラ・クリーム」で、赤ワインにカタツムリをつまみに作戦会議をした。 細かい話もいっぱいしたけど、とくに「出る杭を伸ばす企業風土」づくりを彼女たちに要請した。基本を徹底させることは当然として、みんなが持つ個性や自由な発想、創造の芽をくれぐれも摘まぬよう、彼女たちに頼んだ。 これからは「人」。人に尽きる。 さてさて、連休の間、自転車の上やプールサイドやソファに寝転がって「ひとりブレスト」をたっぷりすることができた。満点。 前半は、ポロポロとウサギのそれみたいなアイデアしか浮かばなか […]
3連休の真ん中の日曜日。 この連休の優先事項。 自転車62.5マイル(100キロ)走破と、 小説を一冊読むこと、 そして事業の構想をしっかり練ること。 3つ。 自転車は順調。早朝のまっさらな空気の中で距離を伸ばしてる。明日は予定より距離を伸ばして75マイル(120キロ)くらい走ろう。 小説は、三浦しをんさんの直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」をひと息に読破。 登場人物のキャラクターが立っていて、ユーモアがあって、テンポ良し。最後はボロボロ泣けて、心がさっぱり洗われた。読後は誰かにやさしくしたくなった。良い本に出会えて良かった。 事業の構想を練るのに、 阪本啓一さんの著書「『たった1人』を確実 […]
来年の上半期の編集企画会議が終わった。 半期(半年)ごとに、全社員、読者の方からあがってくる300本近い特集企画案から、半年分の24本を絞り込み、さらにピカピカに磨きをかける。 この会議には、社長と編集長、副編集長、そして僕の4人が参加する。 「毎号、ネタに困りませんか」とよく言われるけど、むしろ絞り込む方に苦労する。ネタは創刊24年目にして足りないどころか尽きない。 こうして集まるアイデアは、生のジャガイモやタマネギといっしょ。どう料理して「ライトハウスらしさ」や「one and only(唯一無二)」を出せるかが知恵のしぼりどころ。 「誰に伝えたいの?何を伝えたいの?どうなってほしいの?」 […]