和樹くんの再出発
- 2010.08.21
- 日記

千客万来。ありがたいことに1年を通してたいへんな数のお客さんがある。
とくに夏は集中する。
子どもの頃、親やまわりの大人から、お客さんが多い家は栄えるんだよと聴いて育ったので、大きくなったらお客さんがたくさん集う家になったらいいなと願いながら大きくなった。
その甲斐もあって、仕事に、プライベートに年中お客さんが途切れることがない。重なることもしゅっちゅうで、そんな時はいっしょに笑ってテーブルを囲む。
子どもたちにとっても、親がどういう方たちと仕事をしているか、またどんなつながりの中で生きているか学ぶことは良いことだと思っている。
社会的に地位のある立派な方から、うちの若い連中やインターンまで、酒を囲んでは老若男女誰と話してもボクが楽しそうに夢や未来の話で盛り上がっているから、家族からは「パパはホントにシアワセだね」と言われる。その通りなのだ。
ゲストを100人迎えたら、100人分の物語がある。
昨日のゲストは日本の経営者仲間のKさんの息子の和樹くん。7月に20歳を迎えた。
和樹くんは一昨年、ラサールから東大を受験するも失敗。W大学に入学した。
技術開発で世界のトップ企業を目指すKさんの息子だから和樹くんも向上心の固まりで、気持ちを切り替えて、大学に入るや勉強に取り組んだ。
しかし夏休みまでにまわりの学生の退廃的で弛みきった空気とのギャップにガマンができず、次第にキャンパスへの足は遠のいていった。
大学ってこんなはずじゃなかった。。。
でもどうしていいかわからない。いらだちの中で時間が過ぎる。無為に過ぎる毎日。。。
そんな折、お父さんから相談を受け、ボクは迷わずライトハウスの自社商品の米国企業研修を勧めた。
配属先は牛角の米国法人。
夢と哲学を持って、ぐいぐいメンバーを引っ張るトップの早川社長。
人にやさしく仕事に厳しい若手幹部。
必死に食らいつくメンバー。
様々な国籍のバックグラウンドを持つ仲間が、人種や宗教を超えて目標を達成して分かち合う歓び。
「世の中がどうであろうと、まわりがどうであろうと関係ない。今、自分の人生は全力投球で頑張らないともったいない」
牛角でのインターンシップとアメリカ生活が和樹くんに人生の転機をもたらした。
そして彼の新たな目標が定まった。
「世界中から向学心を持った若者が集まるアメリカ。その最難関で勝負してやる!」
帰国してからすぐに栄陽子留学研究所の門を叩き勉強漬けの毎日が始まった。
寝る間を惜しむ取り組みも、勉強が楽しくて仕方がなかったと言う。
それから半年あまり。
中西部にある全寮生の私立大学への入学が決まり、今日はまさにその入寮式。新たなスタート地点だ。
ここでアメリカの最難関を目指す。
もちろん本当の目標はそのずっと先だ。
LAX(ロサンゼルス国際空港)で別れる間際、「頑張ってきます!」と力強く宣言する和樹くんが眩しかった。