それってどうだ?
- 2012.03.21
- 日記

「震災で苦しい環境にある子どもたちをアメリカに招待したい。
教会のみなさんのサポートで、ディズニーランドに行けたり、ホームステイができたり、みんなが応援してくれる。100人でも200人でも呼んであげたい」
知人を介して、ある方からコンタクトをもらった。
とても尊く立派なお考えだけど、飛行機で連れてくる算段はどうするのか訊ねると、そこを相談したいと。
うーん。
そこが一番肝心なことで、自分の頭でしっかり考えてから相談してくださいと返した。
ディズニーもホームステイも大切だけど、それは「枝葉」だ。
チャリティコンサートでも、ゴルフコンペでも、ガレージセールでも、街頭募金でも、お金を集めるという「幹」を人任せにしては、事が運ぶわけもない。
純粋な心からくる申し出だけに、言葉を選ぶのに時間を費やしてしまった。
以前に、アフリカの子どもを救いたいからNPOを立ち上げたいと日本人の留学生が相談に来た。
この時も腕を組んで、この真っすぐな想いの青年にどう伝えたら良いかと苦心した。
「あなたの想いはとても立派だ。美しいと思う。
でも私の考えでは順番がちがうよ。
あなたはまだ自力で生きていないんだ。
親の仕送りから、学費や食費やアパート代を捻出してるんだ。車やガソリン代だってそうだ。
オレがあなたの親なら仕送り止めるぜ。勉強せいと。
人の心配をする前に、まず自分の身を立てることが先決だろう。
一生懸命に勉強して、社会に出て、まず税金を払えるようになろうぜ。
アフリカの応援も立派だけど、先に親孝行しようよ」
途中から言葉に怒気を含んだ。
青年はなるほどと感心したような顔で帰っていった。
こういうことに出くわす度にしっかりせいとため息が出る。
ん、もっと酷いのがいた気がする。燃えてるけど本末転倒の穴だらけ。
しばらく記憶を辿る。
思い出した。
自分だ。