今日(25日)は大雪でスキーは中止。 子どもたちは外で真剣勝負の雪合戦。 ボクは暖炉の火を眺めながら音楽を聴いている。 穏やかな時間が流れる。 昨日は、通常5時間余りのマンモスに来るのになんと9時間半もかかった。 かなり珍道中。 自宅を出てほどなく、家内が「あっ!!」で、炊飯器とマイスリッパを取りに引き返す。 日本のスーパーで買い物をして、なかなか前に進まない道をやっとの思いでフリーウェイに乗ったと思ったら、息子が「ゴメン、おしっこ」。 済ませとけよ。 用を足してフリーウェイに乗ると今度は大渋滞。 だけど、今日は誰かを待たせているわけでなし、ビールを飲むのが遅くなるだけでからそれもよし。 長い […]
メリークリスマス! 今朝はマンモスの郊外の山小屋から。 ベッドからカーテンを開けると外は白銀の世界。 大粒の雪が斜めに舞っている。 ごろんと寝転がって、持って来た稲盛和夫さんの著書「生き方」を開いて、以前に自分が線を入れたところを追いかける。 あっ、これだ。 昨日、書いたブログに、安らかにいられる要因を「大切なことにケリをつけたこと」「恐慌に対して腹を括ったこと」そして「メンバーが揃ったこと」をあげたけど、それらすべての根底で、稲盛さんから学び、拙いなりに一生懸命実践してきたことが記されていた。 「いったい、どうしたらいいのだろう。私は迷いました。 そしてその末に行き着いたのは『原理原則』とい […]
今日はクリスマスイブで、冬休みの初日。 5時前に起きてメールをチェックして、6時半から自転車に乗って。 ここまではいつもといっしょ。 そしてこれから恒例のマンモスに山ごもりの旅に出る。 ストームが来ているそうでリフトが動くかちょっと心配。が、滑れなければ滑れないで、暖炉の前で本を読んだり、子どもたちとカードゲームをするのも悪くない。 例年とまったくちがうことがある。 毎年年末を迎える時に、心のどこかに抱えたままのやり残し(持ち越し)感とか、焦燥感とかの感性的な悩みがない。とくに人間関係に起因するザラッとした苛立ちがない。雲ひとつない青空、そんな気分。 心当たりはある。 ひとつは、年を越す前に、 […]
今夜は親しい仲間が我が家に集いクリスマスパーティ。 エンターティメントルームからはクリスマスソングが流れてくる。 「アナタ、おでんをお願いして良いかしら。お義父さんに作り方キチンと聞いてね」 というカミサンの指示で、日中はおでんの仕込み。 水に浸した昆布に火をかけ、スジ肉と練り物を下茹でして、卵は2ダース分、水から茹でる。4つのコンロがフル活動している間に、大根とジャガイモの皮を剥く。 時々キッチンを覗きにくる親父が、「大根には一握り米を入れてな」「それから厚めに切って、味が染みるように切り目を入れての」「卵は沸騰してから10分がおでんには最適なんじゃ」等々、指示が飛ぶ。 親から子に受け継がれ […]
昨晩はライトハウスのクリスマス会(慰労会)。 人生で1番楽しくシアワセな時間のひとつとなった。 社屋2階を会場に、LAの本誌メンバー、今年からひとつになったLCE(教育事業部)のメンバー、サンディエゴから駆けつけたメンバーがいっせいに集まって、年の瀬のひと時を子どものように楽しんだ。 とくに今年は各部横断でメンバーを選抜して「実行委員会」を発足。年末進行でハードな日々の合間に、それは入念な段取りでみんなを楽しませてくれた。 チーム対抗のゼスチャーゲームでは、メンバーのふだん見れないキャラクターの発見やトンチンカンぶりに、みんな腹を抱えて大笑いした。また、芸達者の青木くんや中山くんなど一部のメン […]
12月も中旬の週末の夜。 ボクが立てたクリスマスツリーに子どもたちがオーナメントの飾り付けをしている。会社のクリスマスカード同様、例年より2週間遅れだけど(!) 多くのご近所もこの数週間で思い思いの飾り付けが出揃い、会社からの帰り道を和ませてくれる。 クリスマスと言えばサンタクロース。 ボクの幼少期の昭和40年代前半にも、サンタがプレゼントを届けてくれる習慣は四国にもあった。フィンランドから遠く瀬戸内海を越えてありがたいことである。 サンタを自分の目で確かめたかったボクだけど、母親の「見たら目が潰れるで。毎年たくさんの子どもの目がそれで潰れとる」という脅しにビビりまくって、ついぞこの目で見るこ […]
昔は12月前後となると毎晩のように忘年会の会食が入って、年末進行の多忙さが重なって、終いには倒れ込むようにクリスマス休暇に入ったものだった。 そう言えば20代30代は、年末に限らずとも、ボクは年中誰かと昼に夜に会食をしては、自分がまったく知らなかった業界の構造や、世の中とか社会の仕組みを学ばせてもらった。規模の大小に限らず、無数の経営者や管理職の方たちの苦労や悩みを聞くことができたのも財産だ。(そしてそのうえ広告までいただいていた) 会社勤めをしたことがないボクは、毎日マンツーマンで「世の中」学の講義を受けていたようなもんだろう。 読書で言うなら、図書館の本を片っ端から貪(むさぼ)るように読み […]
14歳の息子はたいていボールを蹴っているか、ドラムを叩いている。「オマエ宿題したのかよ」と問うと、「うん、ちょっと待って」と何か答えるのかと思ったら、ヘルメットをかぶって自転車で遊びに行ったり、冷蔵庫を開いたりする。 勉強しないで大丈夫なものかと思ったら、通信簿は体育と音楽だけAだった。 勉強をサッパリしない割にはテストの出来が悪いと一人前に悔しがる。 イヤになるくらいボクの子どもの頃そっくり。 そう言えば、もっと小さい頃、彼は「ボクは将来MIT(マサチューセッツ工科大学)に行くんだ」と胸を張ってオトナを感心させたものだけど、近頃では少し世の中がわかってきたようで、あまりそういう乱暴なことを口 […]
日本の経済誌「日経ビジネス」は、取材の深さや企画力、編集の切り口など、扱う情報や目的はちがうけど、本づくりのお手本にしているメディア。 少し前の号に、ボクが尊敬する経営者のひとり、花王の前会長の後藤卓也さんのインタビューに感銘を受けた。 抜粋しよう。 例えば、ヒット商品が生まれると、その商品の開発担当者が脚光を浴び、雑誌や新聞などで紹介されてちょっとしたヒーローになります。しかし、決して1人の力だけでヒット商品は生まれません。生産や物流、宣伝、営業といった一連のラインの努力が積み重なってこそ、売れる土壌が築かれます。 その裏には、商品の安全性を黙々と続けているスタッフや、3交代で夜中も工場で生 […]
穏やかな土曜日の午後。 書斎でひとり、スピルバーグの「シンドラーズ・リスト」を観た。 ボクはいつも感情移入し過ぎてしまう。 それを引いても。 ほんの少し、生まれた時代や国がちがっていたら、映像の中で迫害され、虫けら同然に殺されていったユダヤ人の中に自分はいたかもしれない。もっとおぞましいのは目を覆うような残忍な殺戮に無神経なドイツ人の中にいたかも知れない。と、思う。 考えてみたら、同じ時代にボクらの同胞の日系人だって、家土地財産すべてを奪われて強制収容所に追われて辛酸を舐めたのだ。 今、ボクらは安全の中で暮らし、財産が守られ、家族や仲間と笑顔で生活できること。 水道を捻ったら水もお湯も出て、明 […]