移民戦略

前進といえば前進だけど、中途半端といえばすごく中途半端。

せっかくできた日本のノマドビザは更新ができない。

期限は半年だから長期滞在用の宿泊施設は借りられない。

世界の優秀で裕福なノマドワーカーの選択肢は日本だけではないって気づいているんだろうか。

同ビザでは日本国内で就労ができないとした意図もわかるけど、それによるプラスとマイナスを考え抜いて、天秤にかけたんだろうか。

リスクを考え抜いて、そのうえで「失敗しても文句言いっこなし」「ダメなら途中で修正あり」の合意形成ができなかったのか。

彼ら（ノマドワーカー）がせっかく持つ知識やネットワークやグローバルな感覚を、リソースの限られる日本国内の中小企業に活かそうという発想には及ばなかったか。

教育機関で学生と交流させたらどんな化学反応が起きるか、そんな価値の創出まで想像が及ばないか。

韓国は2年、台湾は3年間デジタルノマドビザを提供していて、ビザが切れる前に永住権の申請ができるという。にごりのない国のデザインやビジョンが表れている。

他国もやっているからやってみました的な小手先や継ぎはぎのルールでなく、そういう層を確実に段階的に移民として受け入れるという国の意志。移民戦略。

https://forbesjapan.com/articles/detail/69080?fbclid=IwAR3YXGTvFmEUYnVX01Gs92N_Na3YYEuif-rCMLBGxM__fK-jQx2lgWKzxk8