娘が作ったトレーニングのメニュー

娘が作ったトレーニングのメニュー

週末の午後、ジムで娘に2週間毎のトレーニングのメニューを作ってもらった。

娘は元々高校の数学の先生だったけど、今はパワーリフティングを生業とするアスリート。

好きなことを仕事にするために、早々にキャリアチェンジした。

最初の頃はトレーニングの傍ら、パーソナルトレーナーをしたり、自宅で子どもに勉強を教えたりして食いつないでいたけど、今では有り難いことに、立派なスポンサーがたくさん付いて、好きなアスリートと、インフルエンサーの仕事で暮らしを立てていけるようになった。

毎週のようにスポンサーイベントに参加するために、アメリカ国内外を飛び回っている。

もちろんこんな有り難い時期がいつまでの続くとは思っていないけど、それは何の仕事だって同じ。変化についていけなかったら淘汰されてしまう。常に改良改善と進化、イノベーションが必要だ。

父は毎度のように、そのことと、税金を真面目に収めて、無駄遣いをせず、毎月少しでも多く運用の方に回して将来に備えろと面白くもないことを言うのだけど、今のところ素直に聞いてくれている。

そんな忙しい彼女に冒頭のお願いをすると、2日後に実現する運びとなった。

そこに至る(トレーニングメニューを作ってもらう)経緯を少し話すと、

僕は体力任せで暴飲暴食・塩分摂取過多のかつての食生活から、1年半前に始まった治療をきっかけに食事を大改革。

苦手だった野菜と果物は大増量、好きなお酒を控え、好きなお肉も特別な外食の時に限った。

おかげで多くの数値は劇的に改善して、お腹まわりもすっきり。

学生時代の体重まで身軽になった。

ただ同時に、ある時期の治療がなかなか合わず、自転車やテニスやジム、身体を動かすことができなかったことも合わさって、筋肉もしっかり落ちた。

すべてにおいて慌てず急がず、健康優先の日常や治療は続くのだけど、せっかくよくなった健康状態や生活習慣は維持しながら、将来の激しいスポーツや冒険を支えるための筋力を取り戻すのに力になってほしいとお願いした次第。

彼女にメニューを作ってもらいながらいろいろ教わった。

笑顔を絶やさないし、説明がわかりやすく、やる気を出させるのが上手いというか、心からの言葉で語りかけるから心が動く。

近頃、治療の置き土産で、顔の肌がまだら模様になってしまい、ほんの少し落ち込んでたけど、もうそんなことどうでもよくなった。