戦闘モード
- 2010.01.04
- 日記
1月3日。いよいよ明日が仕事始めだ。
年末年始は本を読み、ゴルフを回り、家族とのんびり過ごせた。
年越しソバ、紅白歌合戦、初詣、おせち料理、百人一首、日本的な正月も満喫できた。
休みはこれで十分。
休みといっても毎日アタマの片隅では今年の構想ばっかり練っていたし、それは多くの経営者にとって仕事ではなく、呼吸であり人生そのものだから、むしろ明日からの本番が待ち遠しくて仕方ないのが普通だろう。もし、仕事始めが憂鬱で、休みに不足を感じているなら、経営者や幹部は向いていないと思う。少なくともうちの会社はそうだ。片山や鎌塚を筆頭に幹部ほど誰にも負けないくらいよく働く。(いや、うちは幹部に限らずみんな本当によく働いている)
いずれにせよゴルフもカジノもパーティも楽しいけど、事業のダイナミズムに比べたらカプチーノの泡(≒誤差)みたいなもんだ。みなで頑張り、みなで達成して、お互いを讃え合うヨロコビ以上のものはこの世にないもの。
今朝は起きると同時に、便所掃除をして、毎朝履く靴を磨いた。
毎日持ち歩くカバンも把っ手やファスナーの細部までていねいに磨いた。
カバンや靴は、イチローのグラブやバットといっしょで、ボクを支えてくれる大切な商売道具だ。
毎年のように年末から伸ばしたままの無精髭もスッキリ剃り落した。
ズボンはばっちりプレッサーにかけた。
書斎のデスクも、今一度スッキリと最小限のモノだけに整理整頓する。
何かを始めたりリセットする時には、まず身の回りをキレイに整理整頓したり、掃除をすると、それに伴って心も穏やかで清らかな状態になる。
言い換えたら、散らかったデスクで良い仕事はできないし、雑念が多い中で正しいジャッジもできない。
朝食後は、ボクの学ぶ経営塾(盛和塾)の稲盛和夫さんの経営講話のDVDを聴いて身を引き締めた。
今年のライトハウス経営のスローガンは、
・過去最大成長を実現する一年
・いっさいのやましさ、私心のない愚直で純粋な経営
毎朝毎晩、家で、会社で、この2つのスローガンが実現できているか、常にチェックするのだ。潜在意識に透徹するくらい思い続けて、絶対に実現しようと念じている。
その後、幹部メンバーにも具体的な経営方針と売り上げ目標をメールで送って、ハワイの弟と今年をどう戦っていくか電話で話した。
在住者に心底に求められる、本当に喜ばれる情報を発信し、どこよりも高い提案力と魅力的なクリエイティブで広告を売ること、求めてくれる人に最大量を最大効率でリーチすること。やるべきことはシンプルだ。
「最初の頃のホンマにいけるんやろかっていう不安や迷いがゼロやなかったけど、もう消えた。ただひたすら全力でやり尽くすだけやん。こいつら(メンバー)こんなに死ぬほど頑張ってくれて。ボク絶対報いるで。こいつらのためにも絶対やりきる!」
弟のパッションにこっちも胸を熱くして受話器を置いた。
そうだ、やり切るんだ。まだまだ甘過ぎ。
企業の目的は、1にも2にも「全従業員の物心両面の幸福の追求」で、それを実現するには会社をもっともっと立派に成長させなくてはならない。
利益が出ない会社、不安定な会社では決して生き残れないし、従業員を守ることも、チャンスに勝負に出ることもできない。こんな吹けば飛ぶようなちっちゃな会社では話にならないのだ。もっともっと強くならなくては。
じわりじわり戦闘モードに入ってきた。
今年は徹底的に守って、徹底的に攻めよう!
過去一番伸びてみせる。