心地良い夜

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日曜日の深夜の桜宮。灯りが落ちた大阪の夜景を、ホテルの窓からぼんやり眺める。

あーっという間の一週間だった。

ちょうど一週間前の日曜日の夜、僕は六本木にいた。

天井の高い個室で、日本有数の学園グルームの理事長夫妻と、外国人講師の採用や学校のM&Aの話をしていた。新しい挑戦ごとを次々任せてもらえるのがうれしい。

翌月曜日は、朝一番の新幹線で京都へ。

某大学の理事長と幹部に両手を広げてプレゼンして、
夕方には、静岡の熱き教授たちと、2015年導入の新プログラムのブレスト。
地酒をメニューの下の方から3つ飲み干したところで、10時6分の列車に飛び乗って帰京。

火曜日は、朝イチで広尾のインターナショナルスクールを視察後、アジアの日本語メディアの怪物くん、ジャピオングループの片岡さんとフォーシーズンで情報交換。

片岡さんとは、お互いの近況と経営課題、事業計画をシェアして、アドバイスし合う切磋琢磨の関係。いつかは環太平洋連合で、いっしょに仕事をしたい仲間のひとりだ。

駆け足で上越新幹線に滑り込み、社長の高畠と合流して新潟へ。

長いトンネルを抜けるとまさに雪国。雪がナナメに降っていた。

新潟駅では、迎えに来てくれたKさんとがっちり握手。Kさんのドライブで郊外の温泉に向かった。

10数年来のつき合いのKさんは、学生数1万人、北陸ナンバーワンの学園グループのトップだ。昔は中堅のリーダーだったけど、年に1回乾杯しているうちに着々と出世してとうとうてっぺんに登り詰めた。

歳を重ねる楽しさのひとつは、まわりもいっしょに成長したりパワーをつけていくことだ。

温泉につかり、地酒にブレーキをかけつつ、午前1時まで学園の経営について作戦会議。2014年は、経営陣を火の玉軍団に変貌させるべく、教職員向けの研修を提供させていただくことに。毎シーズン新潟に行く口実ができたとも言う。

ここは新潟で一番なのですよ、という宿のスィートで3人川の字で寝た。

一転、翌水曜日からは2日間「菊水酒造」で酒造りの仕込み。
日本の食文化「酒」をゼロから学ばせてもらった。

夜は、経営陣と菊水の大量試飲しながら、事業への想いや夢を聴かせていただく。謙虚で、ユーモアたっぷりで、クレバーなT社長がすっかり好きになった。

同社は、市場が縮小する日本酒業界において、海外にも販路を広げ、着実に業績を伸ばす。2日間行動を共にすることで、ここに書き切れないくらいの「伸びる理由」「強い理由」を学ばせてもらった。

金曜日は、地ビールの雄「越後ビール」を見学して、久保田で有名な「朝日酒造」を訪問。旧会長邸でお茶を立てていただいた。けっこうな御点前でございましたが、お作法がわかりませんでした。

午後の新幹線で再び東京に向かい“遊びの先生”Sさんと築地で再会。
Sさんは日本一の専門学校グループの幹部のひとりでもある。
鮪と日本酒で、近況と未来の話をして、カクテルコンテストで優勝したIさんの店に行って、すだちのカクテルで一週間を終えた。

そして週末は、琴平で商船学校の仲間たちとの同窓会。地球で一番美味い酒を飲んだ。

今週末も充実盛りだくさんの一週間だった。少し疲れてるけど、すごく心地いい。