自分を一番成長させてくれる大学

自分を一番成長させてくれる大学
8月1日。雲ひとつない真っ青なロサンゼルスの空。
 
サンフランシスコとハワイで開催する10月の大学フェアに向けて、いよいよグローバル大学チームが本格的に動き始めた。
 
アメリカ生まれの日系の子どもや帰国生、日本語を学ぶアメリカ人の高校生に、グローバル化に積極的な日本の大学を紹介するようになって3年目。大学フェアは回を重ねる毎に確かな手応えを感じている。
 
この5月にライトハウス主催で、アメリカの大学進学についてのセミナーも開催したが、アメリカの大学の授業料やそれに伴う生活費の高騰は凄まじく、卒業までに30万ドル、40万ドル掛かることも珍しくない。
 
昨年NHKの番組で「カリフォルニア州立大学の10人に1人はホームレスを経験」という衝撃的なドキュメンタリー番組が放送されたほど社会問題になっている。
 
もちろん成績優秀者や、経済的に支援が必要な家庭の子どものための授業料の減免制度や奨学金もあるが、決して十分ではない。それはオバマ前大統領が40歳を過ぎるまで学費ローンを支払っていたというエピソードからもわかる。
 
ライトハウスが紹介する多くの日本の大学は、「日本語力を問わない入試制度」「秋入学」「海外にいながら完結する入試制度」などを備えた大学が少なくないが、海外在住者にはそんな情報がこれまでほとんど入ってこなかった。
 
大切な大学進学、決してブランドや、知っている範囲の中だけで決めてほしくない。
 
ユニークなプログラムを持つ大学、国際色豊かな大学、就職に強い大学、教授と学生の距離が近い大学など、自分(子ども)に一番フィットする大学、また自分を一番成長させてくれる大学を見つけてくれることを願っている。
 
そして将来、彼らが日本とアメリカ、日本と世界、世界と世界をつなぐ架け橋とになって、世界を舞台に活躍する日が待ち遠しい。