日別:2013年2月18日

心の軸

  • 2013.02.18

連休最後の夜。 マーク・ボイルの「ぼくはお金を使わずに生きることにした」(マーク・ボイル著、吉田奈緒子訳、紀伊国屋書店刊)を読了。 飽くなき消費に蝕まれていく現代社会。その問題の根っこは、「お金」の存在にあると、若き社会活動家マーク・ボイルが、金銭を一切使わずに暮らした一年間の体験を綴っている。 この本は、世捨て人の自給自足日記ではなく、著者がユーモアとバランス感覚を持って「大切なこと」を伝えてくれている。 例えば、分ち合うこと。例えば、足るを知ること。 彼自身が、必要なものを分ち合い、感謝し、見返りを求めずに助け合うことを通して、人間同士の絆とコミュニティの再生を目指す姿に、多くの人が共感し […]