自ら最前線に飛び出せ

自ら最前線に飛び出せ

 

日本出張を終えて、あと数時間で日本を後にする。
今回も多くの方に不義理をしてしまった。会いたい人、会うべき人は数え切れないくらいいるのだけど、朝から晩までミーティングや商談をしているうちに最終日になってしまう。

まだ50過ぎの洟垂れだけど、時間や体力が有限であることを知り、また仕事の面白さがわかってきたから、毎回やや乱暴なスケジュールを組んでしまう。

それでも僕が尊敬する経営者の方たちからは何周も遅れているから何倍も頑張らないと追いつけない。

そんな先輩経営者にとっても神さまのような存在、稲盛和夫さんが僕たち経営者のあるべき姿を示す。

《中小零細企業の経営者は、自らが最前線に飛び出し、部下と一緒に泥水をすすり、苦楽を共にして戦っていく。その姿をみせることによって、部下を指導し、部下を引っ張る。あるときは前線に出て苦楽を共にし、あるときは後方陣地に引き返して作戦を練り、それを実行に移す段階では再び最前線に出ていき、部下と一緒に苦労する。それが素晴らしいリーダーだ。部下が見て、気の毒に思うようでなければ、本当の会社の仕事は行われない》

京都の町工場でゼロからスタートして、京セラ、KDDI、再建した日本航空まで合わせると8兆円の規模までに育てあげた経営者の言葉は重い。

頑張ってるつもりでもぜんぜん足りない。
もっともっといい会社にしたい。立派な事業をしたい。

おっと9時だ。空港行かなくちゃ!