川嶋くん勤続10周年!

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先週、編集長の川嶋くんの勤続10周年をマネージャーとともにささやかに祝った。

いちおうサプライズパーティ。のつもりが、会議が伸び、段取りがビミョーに狂い、“準”サプライズくらいになってしまった。

木曜夜、会場のトーランスのステーキハウスに、川嶋くんより先にみんなが乗り込み、本人が到着したところにみんなが木陰から飛び出し、パンパン、ドドンパンパンと高らかにクラッカーを鳴らす。

こんなシナリオだったのだけど、“川嶋到着3分前”の知らせをボクが聞き逃し、ドアに目をやった時にはもう川嶋くんが車から降りてきていた。

後で聞くと川嶋くんは、店の中にいたボクがビックリした表情で飛び出してきたことにビックリしたらしい。

シャンパンでカンパイして、川嶋くんの10年をみんなで懐かしんだ。

今ではライトハウスを支える大黒柱のひとりだけど、入社は、今は閉鎖してしまった事業部だった。裏の倉庫で検品ばかりしていたところを、欠員が出たので編集部に引っ張られたといういきさつを初めて知った(いや、覚えてなかった)。

学生を長くやっていたので、社会人になったのは20代も後半。幸いにもライトハウス初期を築いたコワイ先輩たち(当時編集長の福田さんと森さん)に毎日叱られ続けて、遅咲きの青年は着実にチカラをつけた。(まだまだノリシロだらけだけどね)

川嶋くんを見ていると、本気で叱ってくれる上司、厳しく指導してくれる先輩がいるのは本当にシアワセだと思う。

同じ頃、編集部に配属されて芽が出ずに意気消沈していたのが現在副社長の片山。
彼女がチカラを発揮するのはこの後に営業に移動してからだ。

さらに数ヶ月後、JTB米国法人でバリバリ活躍していた鎌塚が合流して現在の国際教育事業部が産声をあげた。

そう、ここ半年で勤続10歳のメンバーが3名もいるのだ。
青木くんは秋で満15年になる。

こんな不況にもかかわらず業績に恵まれ、メンバーに恵まれ、読者やお客さんに恵まれ、はたからは順風満帆に映ることもあるのだろう。

稀に「順調」と言っていただけるけど、順調なんて思えたことがない。
不安だし怖い。折れそうな気持ちになる夜もある。
そんなの誰だってそうだろう。未来に1ミリの不安も恐怖もなければその人は壊れていると思う。

大切なことは、不安や恐怖という「負」のエネルギーを、自らを奮い立たせることによっていかに成長エネルギーに換えていくことだ。

弱い自分を認め、強い自分、明るい未来を信じてやれる自分でありたい。

そう思えるモチベーションの源泉が彼らとの絆だ。

自分のためだけにそう頑張れるもんじゃない。仲間がいるから歯をくいしばれるし、背筋も伸びる。

話をテーブルに戻そう。

シャンパンが赤ワインに変わり、ステーキを平らげる頃、

「川嶋さま、お届けものがございます」

マネージャーさんがボクらからの寄せ書きとギフトを手渡した。

川嶋くんが今度こそ“驚いた”。

サプライズはひとつではないのだ。

10周年のお祝いにボクの大好きなブライトニングの腕時計を贈った。

平坦な道よりむしろデコボコだらけの10年をともに歩んでくれた我が“弟”が、一生使えるモノを安心堂さんに用意していただいた。心からありがとう、川嶋くん。

それから4日後の今朝の朝礼。
片山からメンバーに川嶋くんの10周年を知らせた。

そこでの川嶋くんのあいさつ。

「また10年後、時計をもらえるよう頑張ります」って、そうなの!?