オジさんの夏は終わる

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9月20日。薄曇りの日曜日の朝。
だんだんと日が短くなり、ようやく辺りが明るくなるのは6時半くらい。
早朝のサイクリストはライトを灯して山を走る。

昨日はJBA(日系企業協会)の企業対抗ソフトボール大会だった。

ボクが出張中の先週末、なんとトヨタ自動車のAチームと堀田会計事務所を撃破して3回戦に進出。

まず、最初の対戦相手は富士通。
みんなちょっと緊張気味のスタートで1回はあっさり3者凡退で0−0。
が、2回にいきなり打線爆発。一気に12点を奪う猛攻で、終わってみれば5回25−4のコールド勝ちだった。

この勝利で大会参加初のベスト8進出。
昨年が初めてベスト16だったから進歩進化。

続いてベスト4を賭けての対戦相手は、昨年一昨年と2連覇中の強豪三菱電機。
このチームは、ほとんど現役バリバリのアメリカ人プレーヤーの集団で、腕まわりの太さがメタボ編集長の川嶋くんの胴回りくらいあるようなパワーヒッター揃い。
大きなソフトボールがピンポン球のように飛んでいく。

それでもボクら和製軍団は、決して気後れすることなく、1回にホームランで3点取られたら、その裏にヒットでつないで5点を取り返し、続く2回も2点を追加。
最後はプチンと緊張の糸が切れたように打ち込まれて逆転負けしてしまったけど、5回までリードを奪う大善戦だった。

相手チームはまさかの追う展開に明らかにリズムを崩し、中盤までは大振りが目立って特大の外野フライを繰り返した。あの間にもう少し加点してプレッシャーをかけていたら、ひょっとしたらひょっとしたかも知れない。そんな淡い期待すら抱いてしまう好試合だった。って、ボクがしっかり打てたら良かったのだけど。

試合後のみんなの表情は一様に清々しく、ちょっぴり胸も張れた。
社員そっちのけで野球名人を集めたチームが珍しくない中、助っ人は足りない人数分だけ、「ヘタクソでもまず社員が参加できるチームづくり」でここまで来れたのだから誇っていいと思う。来年はベスト4以上を狙うけどね。

ひとまず、オジさんの夏は終わった。

この実力以上とも思える躍進。女子社員や川嶋夫人の応援によるところが大きいではないかと思った。みんな張り切ったもん。応援部門は優勝してたな。軽く。