ラスベガスから(その1)

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朝8時、ラスベガスのMGMホテルの部屋から。
昨日からラスベガスに社員旅行(ライトハウス本誌メンバー)に来ている。

4月1日号の誌面のリニューアルを終え、夏の増刊後、後半戦にむけて束の間の休息と言ったところ。

と言いつつ、パソコンで事業計画を眺めたり、この4月のキックオフミーティングで発表する経営方針を読み返したりしている。ライトハウス、ライトハウスCEともに今年からの3年が正念場だと思っている。

出版は現在19期目。創業以来、今期まで連続で売上を伸ばすことができた。

そのうちのほとんどが二桁成長だったのが、昨年はそれがかなわなかった。
今年の第一四半期も辛うじて対前年対比微増。

数字だけ見ると失速とも取れる。が、ボクはそうは思っていない。

この数年は、3本柱(営業、編集、制作)のうち、営業と編集の必要最低限のマンパワーが整わない片肺飛行のような状態だった。いくら理想の営業スタイルや誌面づくりがあってもマンパワー不足では十分な成果を上げることはできない。

人材の募集には自社媒体だけでなく、リクナビや「編集会議」などの業界誌、人材斡旋業など、およそ考えられるあらゆる手段を駆使して国内外で募集をかける。

実際、募集するポジションに対して、数十倍、ときに数百倍の応募が寄せられるけど、求める要件(誠実さ、協調性、ホスピタリティ、情熱、対人力、調整力、専門知識)を満たしたうえで、就労ビザ取得の条件も併せ持つ人材はそうそういるものではない。

妥協して採用したりしたら、本人に不幸であることはもちろん、組織もガタガタになってしまう。もうひとつのリスクとして、解雇は採用の100倍のエネルギーを要する。「足りないから」「苦しいから」「とりあえず」で採用すると大失敗、大やけどをするのは世の習いだ。そんなことで応募者はいてもなかなか採用までいたらなかった。

それが去年から今年にかけて、ようやく新メンバーの加入や休職者の復帰、既存メンバーの成長で、理想に近い体制が整いつつある。もう一息。

ロサンゼルス、サンディエゴともに、年内には過去最強のチームが完成すると確信している。

それは社内だけでなく、パートナー(編集、ライター、ウェブ、配達、国内外の提携メディアなど多数の協力業者)を含めた広い意味で。

そんなことで、「天井(限界)がある」と言われるエリア型の情報誌だが、そんな他人の既成概念や想像が生んだ「天井」なんて木っ端微塵に吹き飛ばして、新しい「価値」とか「道」を切り開きたい。この仲間ならそれができそうな気がする。

と、ひとり志に燃えていたら、片山、西川から「朝ご飯にいこう」と電話。
ちょっと行ってきます。

ラスベガスに来てラスベガスの話ナシ。なんと潤いのない。
いやいや昨晩はミュージカルもカジノも楽しみました。その話は後ほど。