金曜日の「プシッ」

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4月3日の金曜日、午後11時帰宅。
今晩は息子と二人きり。

今週も質量ともに充実の一週間だった。

「プシッ」(日本から直送のアサヒスーパードライ500m缶を空ける音)

晩酌用に、サンディエゴのセレクトショップ「vitreum(www.vitreum-us.com)」で入手した手づくりのグラスに冷たいビールを注ぎ、この一週間を思いながら飲み干す。この店は、日本人の若い店主が選んだ和食器やガラスウェアーのセンスが良くて、サンディエゴ出張の合間、近くでアポイントのある時は決まって覗きに行く。

(*大きく見えるけど、実寸は直径5センチくらい。極薄のガラスに、6種類すべてちがう模様があしらわれている。うしろにボクのトレーナーを着た怪しい息子が乱入している。)

(*こっちはシャンパングラス。親指と人差し指のリングに入りそうなくらい細くて長い。こっちも6種類それぞれ模様がちがってて、その夜の気分で選べる。)

 

順調すぎる週より、うまくいかないことやザラつくこと、呆れることや泣けることが盛りだくさんあって、その中で、いくつか(いや、わずかの)達成感や連帯感が得られた「ふつうの金曜日」のビールの方が美味い。

つまみは丸秀の「雲丹酒盗(うにしゅとう)」。

これは、ロサンゼルス圏に住んでいない人には申し訳ないけど、本当に美味い。
うち(ライトハウス)のクライアントさんなのだけど、出張の土産に持って行くとかなり喜ばれる。というか、日本の混ぜ物たっぷりの瓶詰めの雲丹(うに)を食べさせられてきた多くの人はびっくりする。こいつは、ひと粒ひと粒がしっかりとカタチになっていて、むしろ生雲丹よりコクがあるのにキレがあるのだ。(それって、スーパードライのコピー)

はてさて。

息子も相手をしてくれないので、ひとりインターネットで日本のプロ野球の開幕戦をチェック。ソフトバンクの秋山新監督、阪神の真弓監督、ふたりの新監督が開幕戦で初勝利をあげてめでたし。

ソフトバンクと言えば、昨秋ちょうどボクの日本出張が、クライマックスシリーズと重なっていて、ソフトバンクが勝てば、球団代表のTさんにチケットを取っていただけることになっていたのだけど、結果は周知の通り。評論家筋がこぞって優勝を予測したのを裏切って、最後は最下位に終わってしまった。
ソフトバンクファンはさぞ悔しい思いのままこの5ヶ月あまりを過ごしたであろう。いや、阪神ファンはそれ以上か。いずれにせよ、今年は最後まで折れないでほしい。

そんなプロの話のあとにどうかと思うが、先週末は日系ソフトボールリーグの第2戦だった。といっても、ボクは開幕戦が片山晋呉さんのゴルフイベント(ライトハウス20周年記念イベント)が重なったので、今年初めての試合。幸い試合は26−5で快勝。個人的にも5打数4安打でリーグで5位。イチローのようにじわじわ打率を上げていくシナリオで、密かに40代にして首位打者を狙っているのだ。