脱乳牛宣言

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昨日、日本から帰って来た。
人生の半分以上暮らしたこの町に帰ってくると細胞のひと粒ひと粒までもがホッと落ち着く。

実はまだ正しい原因はわかっていないのだけど、日本に着いてしばらくすると身体中に発疹ができた。最初は蚊に刺されたのだろうとポリポリ掻いては放っておいた。

そのうちにポツポツがミミズ腫れになって、さらにそれが集合してデカン高原のようになった。腫れてるところが黒で、それ以外が白ならオレは乳牛に見えるだろうなと風呂上がりに鏡の前で感心した。

週末には腕時計がはまらなくなっていよいよ病院に行こうかと思ったけどあと一日のことだったので辛抱(ってほどでもないのだけど)することにした。

以前にも、いくつか気掛かりが重なった時、「乳牛」になったので今回もおおかたそれだと思う。これでデリケートにできているのだ。カミサンは「自分に甘いだけだよ」と言うが。

ロサンゼルス空港に着いた頃にはへろへろで、カミサンの運転で主治医に直行して処方箋を書いてもらった。ああいう時、医者が頼もしく見えるんだなあ。

少し強い薬を飲んで、ゴハンをしっかり食べて一昼夜眠ったら腫れもずいぶん引いてほぼ復活した。あれ。大したことなかったのですね。

みなに心配をかけぬよう、成田からカミサンと副社長の片山にだけ知らせておいたのだけど、あんまり回復が早くってちょっと気恥ずかしい。

ということで本日より戦列復帰。脱乳牛宣言なのだ。