マネる力

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昨夜の勝間和代さんと本田直之さんの講演会は、午後5時から9時まで食事もナシの長丁場だったけど、大盛況のもと無事終えることができた。

日本の大きな書店にはほぼ間違いなく勝間本コーナーが平台でたっぷりスペースを取っているし、勝間さんの熱狂的なファンは「カツマー」と呼ばれ社会現象になっている。

その人気はこのアメリカの日系社会でも同様で、講演終了後も勝間さんの前には気が遠くなるくらいファンの長い列ができた。なんでも「勝間和代になるな」という内容を書いた(批判?)本まで30万部も売れたと言うからその人気たるや恐ろしいもんだ。

勝間さんの演題は「マネる力」(著書より)。20代、30代女性に主に伝えたいという通り、どれも話の内容は当たり前すぎるくらい基礎的な話なのだけど、人間として社会人として大切な話が中心で、そのわかりやすさや潔さが今の人に支持されるのだと感心した。

個人的には講演の内容そのものより、日本を良くしたいと考え、カリスマ性と具体策を併せ持っている方なので、膨大な支持者を背景に政治に近いところでますます活躍するのであろうなあと勝間さんのこれからに興味が湧いた。

とくに「小さな力は侮れない。小さな力が集まれば、政治も国も動かせる」と「give and takeではなく、give & give & give & give & give(giveの5乗)」という考えにはすごく共感できて、こういう人が日本や世の中にはたくさん必要だと思う。

余談だけど、三毒(妬む、恨む、怒る)が良くないという話もされていた。
これは仏教の教えで、ボクの学ぶ盛和塾でも稲盛さんがよくおっしゃっている。

我が身を振り返ると、ボクは昔から人のことを羨ましいと思ったことがないから「妬む」はクリア。

「恨む」も怒りが持続しないからムリ。むしろその記憶力が問題。

「怒る」はボクの課題。人間が練れていないからくだらないことでカッとなってしまう。

昨夜はそんなことを反省もさせてくれた。

で、1番印象に残ったのは、忙しい勝間さんが子どもと過ごす時間が限られてるから、1日2回くらい出先から子どもたちにメールを送ってること。

これはさっそく今日からマネている。「マネる力」なのだ。