かわいい来客

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 日曜日の午後、夕食のおかずを作りながら「のむりんご酢」をペリエで割って飲んでいる。

カミサンと息子はベニスの道場で剣道の稽古。日本から剣道の選手団が訪米していて、合同練習をしているのだ。

我が家では、選手団の滞在中(3泊)、息子と同級生(4月から高校一年生)の2人の少年を預かっている。

広田くんと曽我くんという、やんちゃ盛りのかわいらしい子どもたちなのだけど、剣道の腕前は相当なもので、中学生の全国大会の団体戦優勝チーム(九州学院)のメンバーなのだ。何しろ広田くんは小学校の時に個人戦で全国優勝して、九州学院に引っ張ってもらったそうだ。

「剣道のことだけはお父さんにもお母さんにも叱られたことがありません」

「すごいじゃないか」

「お父さんもお母さんも剣道のことはわからんもんで」

愛嬌のある顔を崩してみせた。

彼らは何を見ても、何に触れても響くから張り合いがある。

今朝は家族といっしょに、ボクのゴルフコースのサンデーブランチに連れて行った。

目の前で焼いてくれるオムレツに感動し、サーバーや回りの客が英語でしゃべっていることに感心し、溢れんばかりに盛った料理をペロリと平らげた。

そしてうちのカミサンに、

「ぼくの知ってる英語は、サンキューとハローとリベンジの3つです!」

と力強く訴えた。

勉強は「ぜーんぜんダメです」と言ってたけど、まんざら謙遜ではないのかも知れない。