2012年の抱負

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1月2日夜。NHK(TVジャパン)で良質な番組に出会えた。

「エベレスト〜ハイビジョンカメラが挑む〜」

5人のカメラマンが、試練を乗り越えながら、世界で初めてエベレスト山頂からのハイビジョンカメラ撮影を成功させるドキュメンタリーで、もう見るものの魂を揺さぶる揺さぶる。見終わって、テレビを抱きしめそうになった。

民放が残念な番組を量産する昨今、NHKにはあまり視聴率や世論に迎合せず、骨太で良質な番組を作り続けてほしい。

それは僕らローカルメディアにも言えることで、ウケ線狙いや二番煎じじゃなく、誰かの人生の転機や灯台(道しるべ)になるような本質的な記事を、魂を込めて丁寧に作っていかねばと想いを強くした。

ライトハウスの2012年のスローガンは昨年に引き続き「One and Only(唯一無二)」。
全事業部、全従業員が一冊の本、一本の教育研修、1本のイベント、そして電話の一本、メールの一本にまでOne and Onlyの宿る仕事をしたい。

そして僕自身の2012年の抱負は次の3つに決めた。

1)2分でできることは今すぐやる
これは昨年勉強会で学んで以来実践しているのだけど、もっと磨きをかけたい。
2分でできるアクションを「今すぐ」やることが、全社の納期とサービスの完成度、信頼、ブランド力を高める。相手の期待や期限に「応えられる」その上の、「腰を抜かせる」集団になるのだ。

2)任せる勇気。限界まで任せ切る
2012年は「事業を創る」ことと「ジャッジ(判断・決断)する」ことにさらに注力する。そのために自分しかできないこと、自分がやるべきこと以外は、すべて任せ切る。そういう勇気を持ち続けようと決めた。それができる下地を去年一年かけて作ることができた。

3)ドアをノックし尽くす
僕が思い描く、ライトハウスが在米アジア社会やアメリカを代表する企業になるには、パズルに例えるなら、足りないピースの方がはるかに多い。そのピースは、ライトハウスよりはるかに大きな企業とのパートナーシップであったり、合弁企業の設立やM&A、アライアンス、あるいは国や政治を巻き込んで物事や法律を動かす、そんな今は想像もつかないことが通過点にある。わかっていることは、自分よりはるかに大きな相手と四つに組んでいかなければ、そんなこと実現できっこないということだ。小さなアリンコが、ライオンや象やクジラと組んで、さらに束ねていこうとするんだから気後れなんかしてられない。ここと組みたい、ここに売りたいと思ったら、どんな相手でも気持ちで負けない。勇気を出してノックする。ノックし尽くす。AppleもGoogleも三井もホンダも最初から巨大企業だったわけじゃない。ちっちゃかったんだから。最初は。

そんな気持ちでいる1月2日。

仕事始めの明後日(1月4日)にセットした「メンバーへ指示」と「自分が率先して仕掛けること」を入力したiPadの「リマインダー」がもう溢れそうだ。