決断に必要なこと

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なにか新しい構想を練ったり、大切な決断が迫っている時というのは、床に着いても頭が冴えてなかなか眠れるものではない。

暗い天井の一点を見つめてさまざまなシュミレーションをする。

「!!!」

閃いては書斎に走って帳面に書きなぐり、図形に起こし、電卓を叩き、数字を並べて比較したりする。

「やったぜ、ベイビー!」(古い)とひとりの部屋で肘を引いてコブシを握る。

が、たいていヨロコビも束の間。整理してみると、実は堂々巡りであったりする。

それでも、この思考の延長に、きっとすぐそこに「名案」とか「打開策」が来ているような気がして、もうちょっと、もうちょっとと知恵を絞るんだけど、翌朝見たら何でもないようなアイデアをただ書き並べているだけだったりする。

大切な決断をしなくてはならない時も同じで、掘り下げても掘り下げてもますます混乱するばかりだ。

そんな毎日だけど、たまたま今日、車の中でこんなヒントをもらった。

運転している時、ボクはたいてい京セラの稲盛さんの講話(CD全63巻)を流しているんだけど、物事を判断する時にはどうしたらよいか。その答えとも言える講話が流れてきた。

「物事を判断する時は、自分というものを除いて考える習慣をつけなくてはならない。

決して自分の利益とか、会社の利益を中心に考えてはならない。欲望の窓から見たら曇った判断になる。

自分を愛すること、自分の欲得で考えることは一番良くないことだから。

世のため、人のために何が正しいかを考えたら必ず正解が見つかる。」

すっごく難しい。とても難しいことだけど、まず心がけてみたい。