ワイン三昧

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美味しいカリフォルニアワインをバーカウンターいっぱいに並べて、片っ端から飲み比べたりしたらさぞやシアワセであろうな。

そんな幸運、あるのですね。

日経新聞社の企画で、世界に冠たるカリフォルニアワイン(白)のナンバーワンを決める審査員に選んでもらった。

食の専門家やワインソムリエが居並ぶ豪華審査員に「なんでボク?」という話もある。それは一番本人が痛感している。

そこへ営業の瀬尾くんが「何で社長が選ばれたんですか?」と素朴で失礼な質問をぶつけてくる。

「酒、強いから」は関係ない。きっと酒を愛する気持ちが幸運を引き寄せたのだろう。

選考までのプロセスは、まず日経のスタッフの方たちが入念なリサーチのもと、100本を超える候補をリストアップして、そこからさらに専門家のアドバイスなどをもとに最終選考用に30本に絞り込んでくれる。

この30本をニューヨークとロサンゼルスで選ばれたそれぞれ5名の審査員が、点数とコメントをつけてベスト10を決めるという仕組みなのだ。

そして昨晩が選考の夜。

ボクのとなりは、「レバレッジ」シリーズで有名なビジネス書のベストセラー作家本田直之さん。彼は売れっ子作家にして、投資家にして、ワインソムリエ。
今年2月にはライトハウス主催イベントとして講演をいただき、大盛況&大成功を収めた。

途中本田さんから声をかけられた。

「コミヤマさん、ひょっとして全部飲んでません?」

「い〜え、注いでる量が少ないだけです。でも良い気持ちいいなあ」

「それ、飲んでるよ」

「最後の方、点数甘くなりそう」

そんな楽しいやり取りをしながら30本を吟味。というか、晩酌。

みなさんは専門家らしいコメントを書いていたけど、ボクはと言えば「仲間と山小屋に行く時に持っていきたい一本」とか、「安いのに美味いから10人以上のパーティにおススメ」とか、書いている自分でわけがわからない。ボクのコメントはほとんど採用されないだろう。

はてさて。この様子は、日経新聞(米国版)の9月6日土曜日の号に掲載されます。
ぜひワイン選びの助けにご活用ください。

「幻の〜」とか、100ドルも200ドルもするような豪華なものではなく、ふだんの食卓から、ちょっと特別な日にフンパツできるくらいの、主に10ドル前後から30ドルくらいの範囲で、比較的入手しやすいワインを選んでくれていますよ。