サムライスピリッツ

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今朝、上海の若い友人から久しぶりにうれしいメールが届いた。

大手企業に勤める彼は一年と数ヶ月前、上海の真っ赤っかの子会社に責任者として赴任した。炎の転校生のごとく、オレが来たからには大丈夫、と思ったかどうかは知らないけど、そこからの悪戦苦闘超級辛酸の毎日を乗り越えて、ようやく先月単月で黒字になったそうだ。

思わずひとりガッツポーズ!

Yさんは「コミヤマさんの立ち上げに比べたら」と言う。
実はそんなことはない。
自分で選んだシゴトを、自分が選んだメンバーと、身内以外に誰の期待もない中で、余計な口をはさまれることもなく、自分の成長のペースで会社と育っていくのだからラクとは言わないけどやりやすいもんだ。実際楽しいことしか覚えてない。

一方組織人は、ヒトが選んだシゴトとメンバーを預かり、会社の期待を一身に背負って、外野のトンチンカンな口出しに耐え、ともすれば前任者や前々任者の失敗やツケまで被らされるのだからたまったもんじゃない。と思う。
もちろん、組織人が失敗して家土地財産までスッカラカンになることはないけどね。

それにしても、日本の企業にはこういう優秀なサムライがいっぱいいるから、資源もない敗戦国にして、ここまで成長できたのだろうなあ。戦後の絶望に比べたら、ほとんどのヒトが屋根のある暮しで、その日食うものに困っていないなら、今の時代、不況だ恐慌だ言っても知れているのではなかろうか。

今一度、ボクらの内に秘めたサムライスピリッツを炸裂させて、新しい時代を創らなくてはもったいない。

サムライスピリッツは野球だけじゃないぜよ。

 

ボクもYさん見習って頑張らねば。