呼吸が止まるその瞬間まで

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 サンディエゴのスタバから。

めずらしく午後はこっちでデスクワーク。

午前中は営業同行で、自宅で幼稚園を開業した園長先生とお会いしてきた。

園長先生と言っても、たったひとりの先生で職員だ。

71日号から広告掲載が始まるのだけど、まだどこもやっていない「仕掛け」を伝授させていただいたので、ユニークで個性的な広告ができると思う。(この作戦は自分で実験しながら温めておいたもので、これからうちのお客さんにじわじわご案内しようと思ってる)

ボクはスタートアップの経営者の方と事業を組み立てていくのが楽しい。

何を大切にして、どこを目指していくのか。

強みは何か、弱みをどう強みに変えるか。

徹底的に棚卸しをして、ご本人も気づいていない個性や魅力を、読者に伝わるメッセージに変換するのが広告制作。奥が深いのだ。

膨らませたイメージを持ち帰ると、デザイナーが限られたスペースの中で「表現」する。

余談だけど、サンディエゴのデザイナー伊藤は時々ボクの頭の中のイメージと「同期」してるかと思うくらい「イメージ+」のアートワークを仕上げてくる。そう、「提案×クリエイティブ」はサンディエゴ版の命綱だ。

ロサンゼルスではほとんど分業化されていて、ふだん直接お客さんと膝詰めでお話する機会が少なくなったけど、月に一回訪れるサンディエゴでは、滞在している間のほとんどの時間をお客さんと会うことに費やしている。

もちろんそれはロサンゼルスやハワイや日本のお客さんに対しても気持ちはいっしょで、こちらから手を挙げることはなかなかできないけど、相談をいただいたら必ず一ヶ月以内(可能な限り最速で!)に時間を作ってお話を聴かせていただいている。

それは会社が60倍(今見える目標)大きくなっても絶対に大切にしたいし、いつか今の立場を退いたとしても、呼吸が止まるその瞬間までお客さんの相談に乗り続けることができたらそんなシアワセな人生はないだろう。

人生や仕事の醍醐味は人様に頼りにしてもらえることだと思う。