笑う門には福来る

NO IMAGE

東京の土曜日の朝。
帝国ホテルの窓から眺める銀座側の景色は人もまばらで、金曜日の夜の喧噪が嘘のようだ。

おかげさまで日本に来てから4日目、体調にも恵まれている。

今日も午前9時からLCEの東京本社で大切な会議。

午後は海外で起業を目指す方たちを対象に、講演と言うかパネルディスカッションに参加させてもらう。ポスターの真ん中の我がフヌケ顔がいかにもみっともない。
高いところで話をするような立派な人間でもないけど、ひとりでも多くの海外移住や進出の役に立ちたい。

はてさて。先のブログでは飛行機で「荷物運がない」話を書いたけど、今日は「運」の話をちょっと書いてみよう。

アメリカに移住して23年目、まわりの人間関係といい、仕事といい、友人といい、家族や大切なヒト、自分自身(やや衰えてるけど)の健康といい、大切なことは恵まれてばかりで本当に運が良いなあと毎日感謝している。

運の範疇(はんちゅう)に入るかわからないけど、せいぜい良くないことと言えば、「携帯電話運」「財布とアドレス帳運」「ガソリンを入れるタイミング運(ガス欠運)」くらいしか思いつかない。どうもボロボロ無くなったり、失念してエライ目に遭うのだ。

それは仕方がないとして、一方でこんなふうに考えて生きている。

あまりオオゴトでも困るけど、モノやお金で損をしたり、日常の小さな貧乏くじを小出しに引くのはむしろ良いことだと思っている。

ボクらの人生はさっき並べたみたいに、対人関係ひとつ取っても、パートナー、子ども、親兄弟、友人、隣人、お客とベンダーさん、たくさんのヒトの中で生かされている。

それ以外の要素で言うと、自分やまわりの健康、才能、仕事、お金、生まれた時代、生まれた国・・・・・、ものすごくたくさんの要素要因から成り立っている。

そのすべてがうまくいくなんてありえなくて、平均したら50点になるよう生まれてきているんじゃないかと思っている。

そもそも、何兆のオタマジャクシからたった一匹この世に生を受けたわけだから、ロトが5回連続で当ったくらい運が強かったといえるだろう。

よく過去やまわりを恨んだり引きずって生きてるヒトを見るけど、そこ(この世)でもらった何十年の限られた時間の中で、ヒトを恨んだり、妬んだり、後ろを見つめて生きるなんてそんなもったいない話はないと思う。

トランプの大富豪大貧民で、配られたカードのことで、文句を言いながらゲームして、最後に「あ〜あ、面白くなかった」なんて気を下げるヤツがいるけどそんな感じ。

もらったカードで戦うしかないもんな。というか、カードをもらってゲームに参加できることが大ラッキーなのだ。

それに与えられたカードに感謝して生きていると、不思議なモノで神さまがもっと喜ばせてやろうとさらに良いカードをくれるような気がする。これには、まわりでシアワセそうに「笑って」生きているヒトたちみんな頷いてくれる。

そう、「笑う門には福来る」。

今日はうまいことまとめたなあ。

*笑う門には福来る【笑う門には福来る】
      明るくにこにこしている人には、自然と幸福が訪れる。