クリスマスの鐘が鳴る前に

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先週ロンドンのメディア経営者仲間のWから突然の連絡。

「来週家族でラスベガスに行くんだけど、せっかくなんでロサンゼルスに足を延ばしてみようと思う」

Wとは、一昨年の冬にフランクフルトで別れて以来。

共通の友人は、2歳歳上のWと僕は180正反対のタイプと評する。

事業もそこそこ成功し、年内に新たに飲食店を開業し、台湾にも進出するWだけど、野心とかハングリーさは微塵もない。

闘志を前面には出さないというより、闘志そのものが薄い感じ。きっとWの場合は、「楽しそう」に惹かれたり、流れに身を委ねているうちに今に至るんだろうなあといつも思う。商才もあるし。

そんなWとの時間は不思議と居心地がいい。

一昨日の木曜日の午後。
レンタカーで到着した彼と、ひとしきり会社で情報交換やユートピアの話をしてから、夕食までの時間車を走らせる。彼を助手席に乗せた車窓にパロスバーデスの緑が流れていく。

「ブログ見て、相変わらずやってるなあ。ちょっと話聞いて見ようかなと思ったんだ」

ユートピアのことだ。

「コミヤマサンはちょっと小うるさいけどさ、でもやっぱりロサンゼルスまで来て良かったよ。

アナタが死ぬまで死ぬほど働くっていうの聞いて、オレももう少し頑張ってみっかって思えた。

それと、アナタと仕事がしてみたいなと思った。。

またロスに来れるしね(笑)

ユートピア、真剣に考えさせて」

けっこう先に考えていたヨーロッパの進出が、来年のクリスマスの鐘が鳴る前にできるかもしれない。

人の縁って有難いし面白いなあと思う。

そうだ、6年前にWとの縁を繋いでくれた日経新聞のIさんにお礼の電話しなくちゃ。