役職が上ほど磨かなくちゃ

NO IMAGE

「思考を止めて惰性に身を委ね、昨日と同じことを淡々と進めるのは楽なことです。何かを変えるにはエネルギーが必要で、誰かが泥をかぶらないと大きな変化は起こせません」

今読んでいる本の一節にふれて、今年のうちの取り組み(改革)を思った。

本来会社は全従業員を幸福に導くために存在する。

「変化は嫌い、大きなことはやりたくない」幹部を上に置いておくことはできない。

社歴や年齢性別に関係なく、変化に柔軟で、情熱と創造力、そしてチャレンジ精神に満ちた人物こそがリーダーの役割を担うことができる。

この四半期からはさらに社員教育を強化加速する。とりわけ幹部候補の教育には力を入れていく。うちは中間層のリーダーシップがまだまだ弱い。

一方で、上下の入れ替えが正しく敢行できる会社でありたい。

「降格」にはネガティブな印象が強いけど、それはちがう。能力が足りなかったり、賞味期限が切れた上司を持つ部下はたまったもんじゃない。

人間は弱い生き物だから、昔よく貢献したけど、居心地の良いとこで安住したり、裸の王様やお局化することもある。僕自身がそうだ。常にそうならぬよう戒めてる。

もちろん昔の功労や情が判断を鈍らせることがあるだろう。しかし上下左右人事を公正にしないと優秀な人材ほど希望を見出せず会社を離れていくし、外からエース級の人材も採れない。とくにこれからの厳しく変化に満ちた時代に妥協は許されない。

一番みんなが認めるヤツが上に立つ。

一番自己犠牲が払えるヤツが上に立つ。

それが原理原則だ。

そもそも役職は既得権じゃないし。

役職が上になるほど、歳を重ねるほど、新しいことに挑戦し、イヤな仕事を率先し、自分を高め磨き続けなくてはならないのだ。

僕も自分にその公明正大さと闘志が無くなった時には、経営の一線を退く覚悟でやっている。当たり前だけど。