カテゴリー:日記

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学ぶことは楽しい

  • 2016.03.27

3月27日。1ヶ月の日本出張を終えて、ロサンゼルスに帰る機中にいる。 日本では連日クライアントとの面談や、新しい事業の仕込みに日本全国を奔走する日々であっという間の1ヶ月だった。 そんな中、昨日はBBT大学大学院の経営管理修士の学位授与式だった。 48歳でMBAに進んだ動機は、50歳からのゴールデンタイムに経営者として最高のパフォーマンスを発揮するためであり、優秀な幹部たちが思う存分暴れるのを支えられる見識を身につけるためだった。 2年間で3000時間。生まれてこんなに勉強をしたことがないというくらい勉強した。 僕は人一倍飲み込みが遅く、記憶容量も小さいので、 人の何倍も努力しないと頭に入らな […]

50歳の息子

  • 2016.03.10

日本出張の合間、ほんの12時間の滞在だったけど、高松でのミーティングの後、弟と実家に一泊した。 実家では、母親はテーブルに乗り切らないほど料理をこしらえて待っていた。 元気な顔を見せることもそうだけど、今回は運転が怪しくなってきた母親に、運転を“卒業”してもらうよう説得することも目的だった。 個人差はあるけど、73歳の母親の運転(運動神経)は圧倒的絶対的に信頼できない。本人はもちろんだけど、他人様を巻き込むような事故を起こしてからでは取り返しがつかない。 とくに日本では狭い道路に、トラックも自動車もバイクも自転車もいっしょに走っているのだ。そしてそのすぐ脇を歩行者が歩く。 そうでなくても制限速 […]

仕事納めの日に

  • 2015.12.29

今日はライトハウスの仕事納め。オフィスはいつもよりゆっくり空気が流れている。 明日からの年末年始は卒業研究のために勉強の日々。といっても、僕にとっては過去のインタビューや資料と睨めっこしながら、海外在住者の困りごとを分析して、誌面や事業に反映させるという本業でもあるのでとても楽しい時間だ。 来年は海外に暮らす方たちが、人生の大切な決断をする時の判断材料となる情報をこれまで以上に発信する予定だ。将来の不安やリスク、後悔がそれによってほんの少しでも軽くなったら情報誌の作り手としてこれ以上うれしことない。 今年も一年ありがとうございました。 2016年もライトハウスをどうぞよろしくお願いします。 笑 […]

感謝の50歳

  • 2015.12.26

12月26日。無事に50歳になった。 昨夜は遠くの友人や近くの友人、妹家族を含めた”ファミリー”が盛大にお祝いをしてくれた。先週もアメリカの全メンバーと日本のパートナーが心のこもった素晴らしいお祝いをしてくれた。 86年にスーツケースひとつでアメリカに来て、いろんな人に助けてもらい、導いてもらい、応援してもらって、今日の日を迎えることができた。50年を一言で言うと「感謝」に尽きる。ただただ感謝しかない。 この一ヶ月、MBAの卒業研究で30人近い在住者の方にインタビューの協力をしていただいた。その中でわかったことは、アメリカ在住者の最大の悩みは、親の問題(介護や相続)、 […]

冷たい手のひら

  • 2015.11.18

松山から高知に向かう列車から。 車窓をみかんの木と瀬戸内海がゆっくり流れてゆく。 朝松山を発つ前に、メンバーの実家に立ち寄った。 タクシーを待たせて、ほんの数分だけ。 せっかく松山まで来たので、息子が元気で頑張っていることと感謝を伝えたかった。 玄関が開くと、東京駅の雑踏で会っても、すぐに本人の父親とわかるくらいソックリで、背筋がピンと伸びたお父さんと、聡明でやさしそうなお母さんが迎えてくれた。 タクシーの中でいろいろ言葉を考えていたのに、その場になると、元気でやっているけど寝る時間も惜しんで頑張っていると、かえって心配をかけるようなことを言ってしまった。 年老いた両親の手のひらを両手で包むと […]

ここにしかない風景

  • 2015.11.15

週が明けた月曜日。 新幹線で新山口に向かっている。 今日から、山口、鳥取、岡山、愛媛、高知、香川、大阪を10日間掛けて回る。 各都市の学校グループの親分や経営者との大事なミーティングが控えているので、常に最高のパフォーマンスを出せるように万全の体調管理が欠かせない。 そんなことで、体調を整え、しっかり英気を養うために、この週末は僕が生まれ育った町、香川県高松で弟が経営する宿「望海荘(ぼうかいそう)」を訪ねた。 屋島の山頂に建つこの小さな宿は、10室ほどのすべての部屋から、国立公園に指定されている瀬戸内の島々と高松の夜景が一望できる。 この部屋から眺める夕陽に真っ赤に染まる瀬戸内の風景は、僕にと […]

静かなハロウィンの夜

  • 2015.10.31

静かなハロウィンの夜。 いや、世の中ではなくウチの話。 家人も僕も忙しさに、飾り付けも訪れる子供たちのお菓子も用意するのを忘れていた。 いつもなら点けている玄関の照明も消し、外に明かりが漏れないようにキッチンも暗くして、気配を隠して食事をした。ふと「逃亡者」の文字が頭に浮かぶ。 その時、 「コンコココンコン、コンコン」 と、威勢の良い玄関のノック。 ぎょっと顔を見合わせる。 息子が玄関脇のガラス戸を確認すると、二人の子供。 家中のお菓子を血眼で探し、仏壇に備えたポッキーをつかみ息子に手渡す。息子からポッキーを手渡された子供たちは大喜びで帰ってゆく。 さあ、また来たらどうする。。手を休めることな […]

21歳の背中

  • 2015.10.23

熱い日が続く。暑い方じゃなくて、熱いほうだ。 昨日は新商品のイベント、今晩は日本の大学生にレクチャー、明日は学校経営者のみなさんにレクチャー。規模の大小に関係なし。どれも真剣勝負の一本勝負なので気が抜けないし、馴れは許されない。 そんな中、昨日は息子の21歳の誕生日だった。 アメリカで21歳は特別な年齢だ。酒もカジノも解禁で、日本でいう「成人の日」に当たる。首を長くしてその瞬間を待っていた息子は、前の夜日付が変わった瞬間から、親友と夜を徹して飲んだらしい。(日本に連れて行った時には20歳だからと堂々と飲んでいたけど) 同じ22日、会社でのイベントを終えた僕は、メンバーに後を託してダッシュで帰宅 […]

いいちこの挑戦

  • 2015.10.23

昨晩は「いいちこ」でお馴染み三和酒類が満を持して、アメリカ市場に投入した「iichico YUZU(ゆず)」「iichico UME(梅)」のお披露目のパーティをライトハウスのイベントホールで開催。アジア系や日系の主要メディア、コミュニティーリーダー、人気インフルエンサーのみなさんが集まってくれて大いに盛り上がった。 日本の柚子、日本の梅、大分の地下300メートルから汲み上げた水、天然の素材だけを使って作られていて、とてもサッパリした飲み口。ふだんアルコールを飲まない人もクイクイいってた。 この商品が日本の食文化とともに、世界のレストランやご家庭の食卓でも愛される商品に育ってほしい。

青空

  • 2015.10.10

土曜日の正午。 なんだろう、10月というのにここ数日のロサンゼルスの暑さ。 朝の自転車から帰って来たらそのままプールに飛び込み、水のシャワーで身体を冷ました。 本当はそれから、5ヶ月ぶりにメンフィスから帰省する娘を迎えに空港に行く予定だったけど、寝坊して飛行機に乗り遅れて夕方になるという。 昔からけたたましく鳴り響く目覚ましにも起きることなく、その音で廊下を隔てた部屋の息子が起こされて、不機嫌そうに娘を起こすのが我が家の早朝の風景だった。まったく進歩していない。よく高校の先生が務まるものだ。 高校といえば、昨日は日本からの高校生に講演をした。 40名くらいの小さなグループだからマイクも使わずに […]

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